筑波大学附属病院における多因子介入デイケアプログラムに参加した方々の、5年間の認知機能変化を検討した研究について、根本みゆきさんがまとめた論文がDementia and Geriatric Cognitive Disordersに掲載されました。

 

本研究では、軽度認知障害（MCI）および軽度認知症の方を対象に、運動・音楽・芸術・認知トレーニング等を組み合わせた多因子介入プログラムを継続的に実施し、5年間にわたる認知機能の変化を追跡しました。
その結果、全体の60％以上の出席を維持した方では認知機能が比較的安定した経過を示し、継続的な参加の潜在的な価値が示唆されました。

 

Five-Year Cognitive Trajectories in Individuals with Mild Cognitive Impairment and Mild Dementia: Associations with Attendance in a Multimodal Day-Care Program
DOI: 10.1159/000548680 IF: 1.9 Q3