筑波大学附属病院で実施している多因子介入プログラムに参加した軽度認知障害(MCI)の方々を対象に、認知機能の経過を検討した研究について、根本みゆきさんらがまとめた論文が Dementia and Geriatric Cognitive Disorders Extra に掲載されました。
軽度認知障害(MCI)のうち、レビー小体病理が関与するMCI-LB群とアルツハイマー病関連のMCI-AD群を対象に、運動・認知トレーニング・音楽・芸術活動等を組み合わせた多因子介入のもとで、3年間の認知機能の推移を比較しました。
その結果、MCI-LB群の認知機能の経過は、MCI-AD群と大きな差を示さず、多因子介入のもとで両群が同程度の認知機能の推移を示す可能性が示されました。本研究は、MCI-LBのように認知機能低下が比較的速いとされる集団に対しても、非薬物的な多因子介入の意義を考えるうえで重要な知見を提供するものです。
Real-World Multimodal Day-Care Intervention for Mild Cognitive Impairment with Lewy Bodies: A Prospective 3-Year Comparative Cognitive Trajectory Study
https://doi.org/10.1159/000551066