統合失調症に対する治療戦略を考える in Tsukuba 報告

7月7日、統合失調症に対する治療戦略を考える in Tsukubaが行われ、北海道大学医学研究科神経病態学講座精神医学分野の久住一郎教授のご講演を聞かせていただきました。

精神病理学の深い見識を背景に、統合失調症の認知機能障害に関する最先端のbiologicalな知見について聞かせていただくという精神科医としては非常に贅沢な時間を過ごさせていただいたと思います。

統合失調症における自我障害の重要性を再認識するとともに、それをbiologicalに客観的に評価しようとする研究について今後の期待を感じました。統合失調症と自閉症スペクトラム障害の鑑別に役立つような中間表現型の研究も期待されます。