国際アルツハイマー病会議 報告2

今回のAAIC2017は、基礎領域も臨床領域も興味深い演題が多く、とても一人ではカバーしきれない状態でした。

基礎領域では異常蛋白の伝播に関する研究が大分増えた印象です。この研究領域で日本における第一人者の東京都医学総合研究所の長谷川成人先生が、伝播に関するシンポジウムで素晴らしいご発表をされました。

臨床領域では、バイオマーカーと介入に関する演題が多数出ていました。FINGER studyでのpositiveな結果を受けて、multimodal interventionの研究が加速している印象でした。その意味では、当科で行っている認知力アップデイケアの方向性は間違っていないと思いました。

 

【会場の様子】

   

 

【東京都医学総合研究所の長谷川成人先生と】

  

 

【放射線医学総合研究所の佐原成彦先生と】