精神医学史学会に参加しました

  11月10、11日、私自身発表があったので福岡まで参加いたしました。
  会場前でサザエさんが迎えてくれました。

 

 

精神病理で有名なヤスパースの、ほぼ等閑視されている精神療法論について発表しました。
 座長に名著「精神症候学」の濱田先生、さらにフロアに筑波大学名誉教授の中谷先生と、木村敏先生のお弟子さんで御高名な生田先生がいらっしゃり、皆様から有意義なコメントをいただきました。ありがとうございました。
いずれも今後の研究の参考になるご意見で、記念にお写真もお願いしたところ、皆様気さくに応じていただきました。

 

 特に私のスライドでドイツ語のoftを”しばしば”と訳していたのですが、そうしない方がいいこともあるというコメントを生田先生からいただきました。
 あの木村敏先生からの口伝だそうです!

 

 会場で内海先生とお会いしました。
 2日目のシンポジストでいらっしゃり、いつもの切れ味でカントを中心に狂気内包性思想をテーマにした素晴らしいご発表でした。他に自治医科大学名誉教授の加藤先生、思想家の大澤先生も登壇され、ここでも次の研究のことを思い付き、遠い福岡まで来た甲斐がありました。(文責:佐藤晋爾)